前室南壁墓入口の東側の壁上段に描かれた、恭しくも節度ある姿の儀仗隊列である。合計七人の文武官で構成されたこの儀仗隊列は、墓の入口を向いて立っている姿勢で、入口をくぐって墓の中に入ってくる墓主を最初に迎える人々である。このうち前に立っている長いトゥルマギ(外套)を着用した四人の人物が文官であり、その後ろに並んで立っている短いチョゴリを着用した三人の人物が武官である。彼らの身分は衣服でも分かるが、彼らがかぶっている冠帽と手にしている持物にも違いがある。