深化学習:独島の隠された資源-海洋深層水
海洋深層水とは、太陽光が到達しない水深200m以上の深さの海水のことを言う。深層水はグリーンランドから発源し、2,000年の周期で大西洋、インド洋、太平洋を循環している海水資源である。循環している海水がグリーンランドの氷河地域に到着すると、非常に冷たくなり比重がとても重くなる。比重が重くなった水は次第に海面下へと沈んでいき、水深200m以下まで達し、温度は約2℃まで下がる。この水は、上方の温かい水と混ざることなく、まるで水と油のように互いに境界を維持して存在するようになる。この水を海洋深層水というが、栄養無機塩類が豊富で、汚染されておらずきれいである。
最近は、水産、食品、飲料、化粧品、医学など様々な分野で活用されて重要性が高まってきており、世界各国が開発に力を注いでいる。韓国の東海の海水全体の約90%ほどが深層水だと言われている。特に独島付近は他の地域よりも海底沿岸の傾斜が急で、開発費用が少なくてすむと思われる。深層水を汲み上げる時、島まで連結する輸送パイプの長さが短くてすむためだ。
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主な内容のまとめ
1.独島は約460万年前から溶岩の噴出によって形成され始めた火山島である。
2.独島の気候は暖流の影響を強く受ける典型的な海洋性気候で、年間の平均気温が約12℃と比較的温暖な方である。
3.独島には約249種の動植物が生息しており、近くの海域は潮境水域で海洋生物が豊富である。
4.独島周辺の海域には、主要資源である海洋深層水などが分布している。