Title | 玄室_南壁_全体 | ||
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水山里壁画古墳玄室南壁には、中央の入口を中心に向かい合っている二群の門衛像が描かれている。入口東壁には日傘を持った人物が一人で立っており、西壁には日傘を持った人物ともう一人が並んで立っている姿が表現された。周辺には瑞祥の雲が漂っており、ここが現実の世界ではなく、天上の極楽世界であることを暗示している。
壁の両端には、蓮花が彫刻された柱と華やかな斗栱装飾が見られる。この柱の上に東壁を左右に長く横切る梁がかかっており、大樑の上に童子柱(木造建築で樑上に立てる短い部材)を上げて宗樑を支えている。東、西、北壁に設置された人型台工(梁や宗梁上の上で、その上の宗梁や中宗梁または桁を支える短い柱)は見えない。たとえ人型台工はなくても、高句麗の木造建築の壮大な姿を推測するには十分である。天井の随所に装飾された満開の蓮花紋と自由に飛んでいる瑞鳥は、平和な仏国浄土の雰囲気を高めている。