探究学習1
独島は最初からこんなに小さな島だったのだろうか?
独島は約460万年前、海中で火山が爆発して誕生した。韓国の島の中で、火山が爆発してできた島には、済州島、鬱陵島、独島などがある。この3つの島のうち一番最初にできたのが、最も小さく、陸から遠く離れた独島である。独島は、鬱陵島ができる約250万年前、済州島の約340万年も前にできた。
海中の鬱陵島と独島を見てみると、鬱陵島と独島は、深い海中にある山(海山)と入り混じって山脈を形成している。これらは、同じような火山活動を経て生まれた「兄弟」である可能性が高い。鬱陵島から独島を経て、沈興澤海山、異斯夫海山へと行くほどに、海山は古くなっていく。
独島と鬱陵島は似たような火山活動を経て作られたため、二つの島に分布している岩石も地質的に似ている。しかし、日本の隠岐の島には火山活動とは全く関係のない岩石が分布している。したがって、地質的に見ると独島と鬱陵島は互いにつながった一つの体だと言うことができ、独島の形成は隠岐島とは全く関連がないことがわかる。
独島の海面下には、済州島の漢拏山よりも高い約2,200mの火山体が潜んでいる。独島は元々、東島と西島が一つの塊である火山島だった。数十万年の歳月の間に風と波によって侵食され続け、現在のような東島と西島の形になった。
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1.鬱陵島と独島は地質的にどのような共通点があるのか話してみよう。
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2. 独島の形成過程について、火山活動と海水の浸食作用を考えながら説明してみよう。