2. 独島の位置の重要性
独島の重要性は、独島の位置から始まる。
黄海、南海とは異なり、東海では鬱陵島、独島がほぼ唯一の島である。黄海と南海の島々は韓国本土に近いが、独島は韓国本土から遠く離れている。東海は韓国、ロシア、日本に囲まれており、独島はこの東海の中央に位置している。
○独島の位置の重要性を東海の海洋資源と関連づけて確認してみよう。
魚の中には、暖かい水を好む暖流性魚類と、冷たい水を好む寒流性魚類がいる。暖かい海水と冷たい海水が混じり合うところは、プランクトンが豊富で、魚がとても多い。
鬱陵島と独島周辺には魚がとても多い。水がきれいで、魚の餌となるプランクトンが豊富だからである。そして、冷たい水である北韓海流と、暖かい水である東韓海流が独島周辺で出会うからである。
■独島周辺の豊富な海洋資源について調べてみよう。
○独島の重要性を東海に埋蔵されているガスハイドレートの開発と関連付けて確認してみよう。
2010年、韓国1・2位輸出品の半導体、船舶の輸出額と、主要エネルギー資源の原油、天然ガスの輸入額はほぼ同じだった。
2010年主要商品輸出額と主要エネルギー輸入額
主要輸出品 | 半導体 | 515億ドル | 986億ドル |
船舶 | 471億ドル |
主要輸入品 | 原油 | 687億ドル | 905億ドル |
天然ガス | 218億ドル |
ガスハイドレートは天然ガスのメタンが深海の冷たい水と結合して形成された固体エネルギーである。形はドライアイスと似ていて、火をつけるとよく燃えるので「燃える氷」とも呼ばれる。全世界が次世代エネルギーとして開発するために努力している。
○東海の灯台と見張り番としての独島の重要性を確認してみよう。
三国時代、独島付近の海は、渤海と女真の船が他国と貿易をするために通る要所であった。
現在も独島には灯台があり、付近を通る船に道を示す重要な役割を果たしている。
鬱陵島と独島は軍事的にも重要である。韓国は独島に通信基地を構築し、ロシア、北朝鮮、日本の船舶の位置や移動状況などを把握している。
■勉強した内容をもとに、独島の重要性について記述してみよう。