○ 韓国の領土はどこまでか確認してみよう。
韓国の憲法第3条には「大韓民国の領土は韓半島とその付属島嶼(島)とする」と明示されている。韓国の領土は韓国と北朝鮮を含む朝鮮半島全体で、北は中国とロシアに接していて、アジア大陸とつながっている。韓半島は東の東海、西の黄海、南の南海に囲まれている。
○ 韓国の領土の境界線を引いてみよう。
○韓国の主権が及ぶ韓国領土である韓半島の 「付属島嶼」のうち主な島の名前を書いてみよう。
韓国には、4000個以上の島がある。東海には鬱陵島と最東端の独島がある。南海には、済州島と最南端の島である馬羅島がある。また、水中暗礁で海洋科学基地が置かれている離於島がある。黄海には白翎島や延坪島などいくつかの島がある。
これらすべての島は韓国の主権が及ぶ韓国の領土である。
○韓国の主権が及ぶ海である領海の範囲はどこまでなのか確認してみよう。
領海を決定するには、基準となる線、つまり基線が重要である。基線から12海里を領海として定めるからである。
一国の領海は海岸線の形状に応じて、通常基線と直線基線を使用してその範囲を定める。通常基線は、単調な海岸や遠くの海に孤立している島で海の水が引いた干潮時に現れる海岸をつないだ線をいう。直線基線は、海岸線の出入りが複雑で海岸近くに島がある場合、最も外側にある島々を結んだ線をいう。最も外側の島々を基線設定の基準となる島という意味で「基点島」という。
○ 韓国の黄海、南海、東海の領海線はどのように設定されているか調べてみよう。
南海と黄海は、海岸線が複雑で海岸近くに島が多い。このため、直線基線を基準に12海里までの海を領海と定めている。
済州島は、干潮時に現れる海岸を結んだ通常基線から12海里までの海を領海と定めている。
東海は海岸線が単調で、海岸近くに島がないため、通常基線に基づいて領海を設定する。したがって、干潮時、東海の海岸から12海里までの海が韓国の領海である。
鬱陵島と独島は韓国本土の海岸から遠く離れている。この場合、鬱陵島と独島を中心に領海を設定する。このため、鬱陵島と独島を中心に12海里までの海は、韓国の領海となる。
■韓国の東海側の領海の幅と黄海、南海側の領海の幅にはどのような違いがあるか確認して、その理由を説明してみよう。
○領空について調べてみよう。
領空は領土と領海の上空であり、航空交通と国防の面でとても重要である。
領海は、領土と領空の設定の基準となる。領海が減れば、領空も減ることになる。このため、領土とともに領海が重要である。
■グローバル歴史外交アカデミーに参加して、独島領有権の授業を聞いてみよう。