북조선송환협정의 기간 연장 반대에 대해
日本の皆様への訴え=所謂「北朝鮮帰還協定 」の期間延長反対について=
親愛なる日本 のみなさん!
日本 側の緖報道ならびに私ども民団 の調査したところによれば,日本政府 と日赤 は今年の十一月十二日に期限満了となる,いわゆる「北朝鮮帰還協定 」の期限延長方針を内定し,現在,非公式ながら着々と準備を進めております。
このことは,かねてからあらゆる手段を講じて「北韓 送還」反対運動を続けてきた,われわれ韓国人にとって,きわめて遺憾なことであり,痛憤を禁じ得ないところであります。
みなさま,すでにご承知のように,わが祖国大韓民国 はさきごろの四·一九民主革命 によって政情一変し,韓国国交の上にも明るい充がさしかけております。
わが許政政府 は,臨時的な性格のものでありながらも,すでに日本人記者団の入国許可,対日禁輸品目の大巾解除,日本人技術者の入国許可,日本出版物の輸入制限解除,日本人スポーツ選手の入国考慮などつぎつぎと画期的な対日友好政策を打出しております。
このようなことは,かねてから韓日親善友好関係の速やかな樹立を熱望していたわれわれ在日韓国人にとって,まことにわが意を得た措置であり,この上ない喜びを感ずるものであります。勿論,日本 のみなさんも一部容共派の人びとを除いて大多数の人たちは,こうしたわが韓国政府 の一連の友好的措置にたいして双手をあげて歓迎していることど思います。
日本 のみなさん!
せっかく,このように好転しつつある韓日間に暗影を投じているのが,いわゆる「北朝鮮帰還協定 」の期間延長問題であります。許政 総理は「北韓 送還の中止は韓日国交調整の先行要件である」と明言しておりますが,この言葉は私ども韓国 国民の気持を代表しているものであります。
日赤 の発表によれば,七月八日現在,三万二百三十一名の在日同胞が北韓 に送還されております。日本 と北韓 共産側はこの送還を人道と自由の名において強行しておりますが,私どもはつぎのような緖事実にもとづき断じてこれを否定するものであり,この強制送還が続行される限り,全般的かつ根本的な韓日国交調整はきわめて困難であると思わざるを得ないのであります。
一,赤十字国際委駐日特別使節団長は,昨年十二月二十四日と本年一月四日の二回にわたり,口頭および文書を以って送還事務があまりにも政治的であることにたいして日赤 に警告を発し,同使節団の引き揚げさえも警告しております。
二,本年五月十三日の第二十一次船には,目下裁判中の「メーデー事件 」の朴桂順 被告が妻子四人とともに,公然と乗船帰国しておりますが,これは北韓 送還がいかに政治謀略的な性格を有するものであるかを雄弁に物語っております。
三,送還開始以来今日までに北韓 側の厳重な検閲の眼をくぐってわれわれのもとに達した送還者からの訴えによれば,一部宣伝に利用される人びとを除き,一般送還者の運命は就職の自由もなく,最低限度の生活が保証されているだけで,きわめて暗いものであると断定せざるを得ません。
四,前項に関しわれわれが,とくに重大な関心を払わざるを得ない点は,日赤 の「帰国案内」に
「再び日本 へ来ることを許されない」と明記されていることであります。このような片道切符した持たない特攻的な帰還が果して「居住地選択の自由」にもとづくものであると僣称することが許されるでしょうか。
五,わが祖国大韓民国 は,今次の四·一九民主革命 によって飛躍的な民主的発展を遂げつつありますが,この情勢を敏感に反映して在日同胞の中に,「同じ帰るなら,親類,知人もおり,祖先の墓もある自由な韓国 へ帰りたい」という気運が高まりつつあって,日赤 の調査によれば,全国窓口における「帰還意思変更者」の数は,二月ごろまでは百人足らずであったのが,四月百五十人,五月二百五十人,六月二百六十五人とうなぎ登りに増加しております。もちろん総連側の想像を絶する心理的圧迫がなければ,この数はさらに何倍かに増加するでしょう。
日本 のみなさん!
以上のような緖事実は,現に強行されつつある北韓 送還が,いかに非人道的なものであるかを明らかにしております。われわれとしてはこの送還が即時中止されることを強硬に主張するものであり,少くともこの送還期間が延長されることだけは絶対に阻止したいと決意しているのであります。私どもは同じ自由陣営に属する日本 のみなさんが,自らの労働人口の不足を補うと同時に,韓日間の友好に水をさそうとする北韓 共産側の政治謀略にすぎないこの送還の本質に目覚められて,われわれ在日韓国人とともに自由陣営強化の立場から送還の即時中止や期間延長阻止のため,理解ある協力の手をさせのべられんことを切望するものであります。
一九六〇年七月十五日
親愛なる日本 のみなさん!
日本 側の緖報道ならびに私ども民団 の調査したところによれば,日本政府 と日赤 は今年の十一月十二日に期限満了となる,いわゆる「北朝鮮帰還協定 」の期限延長方針を内定し,現在,非公式ながら着々と準備を進めております。
このことは,かねてからあらゆる手段を講じて「北韓 送還」反対運動を続けてきた,われわれ韓国人にとって,きわめて遺憾なことであり,痛憤を禁じ得ないところであります。
みなさま,すでにご承知のように,わが祖国大韓民国 はさきごろの四·一九民主革命 によって政情一変し,韓国国交の上にも明るい充がさしかけております。
わが許政政府 は,臨時的な性格のものでありながらも,すでに日本人記者団の入国許可,対日禁輸品目の大巾解除,日本人技術者の入国許可,日本出版物の輸入制限解除,日本人スポーツ選手の入国考慮などつぎつぎと画期的な対日友好政策を打出しております。
このようなことは,かねてから韓日親善友好関係の速やかな樹立を熱望していたわれわれ在日韓国人にとって,まことにわが意を得た措置であり,この上ない喜びを感ずるものであります。勿論,日本 のみなさんも一部容共派の人びとを除いて大多数の人たちは,こうしたわが韓国政府 の一連の友好的措置にたいして双手をあげて歓迎していることど思います。
日本 のみなさん!
せっかく,このように好転しつつある韓日間に暗影を投じているのが,いわゆる「北朝鮮帰還協定 」の期間延長問題であります。許政 総理は「北韓 送還の中止は韓日国交調整の先行要件である」と明言しておりますが,この言葉は私ども韓国 国民の気持を代表しているものであります。
日赤 の発表によれば,七月八日現在,三万二百三十一名の在日同胞が北韓 に送還されております。日本 と北韓 共産側はこの送還を人道と自由の名において強行しておりますが,私どもはつぎのような緖事実にもとづき断じてこれを否定するものであり,この強制送還が続行される限り,全般的かつ根本的な韓日国交調整はきわめて困難であると思わざるを得ないのであります。
一,赤十字国際委駐日特別使節団長は,昨年十二月二十四日と本年一月四日の二回にわたり,口頭および文書を以って送還事務があまりにも政治的であることにたいして日赤 に警告を発し,同使節団の引き揚げさえも警告しております。
二,本年五月十三日の第二十一次船には,目下裁判中の「メーデー事件 」の朴桂順 被告が妻子四人とともに,公然と乗船帰国しておりますが,これは北韓 送還がいかに政治謀略的な性格を有するものであるかを雄弁に物語っております。
三,送還開始以来今日までに北韓 側の厳重な検閲の眼をくぐってわれわれのもとに達した送還者からの訴えによれば,一部宣伝に利用される人びとを除き,一般送還者の運命は就職の自由もなく,最低限度の生活が保証されているだけで,きわめて暗いものであると断定せざるを得ません。
四,前項に関しわれわれが,とくに重大な関心を払わざるを得ない点は,日赤 の「帰国案内」に
「再び日本 へ来ることを許されない」と明記されていることであります。このような片道切符した持たない特攻的な帰還が果して「居住地選択の自由」にもとづくものであると僣称することが許されるでしょうか。
五,わが祖国大韓民国 は,今次の四·一九民主革命 によって飛躍的な民主的発展を遂げつつありますが,この情勢を敏感に反映して在日同胞の中に,「同じ帰るなら,親類,知人もおり,祖先の墓もある自由な韓国 へ帰りたい」という気運が高まりつつあって,日赤 の調査によれば,全国窓口における「帰還意思変更者」の数は,二月ごろまでは百人足らずであったのが,四月百五十人,五月二百五十人,六月二百六十五人とうなぎ登りに増加しております。もちろん総連側の想像を絶する心理的圧迫がなければ,この数はさらに何倍かに増加するでしょう。
日本 のみなさん!
以上のような緖事実は,現に強行されつつある北韓 送還が,いかに非人道的なものであるかを明らかにしております。われわれとしてはこの送還が即時中止されることを強硬に主張するものであり,少くともこの送還期間が延長されることだけは絶対に阻止したいと決意しているのであります。私どもは同じ自由陣営に属する日本 のみなさんが,自らの労働人口の不足を補うと同時に,韓日間の友好に水をさそうとする北韓 共産側の政治謀略にすぎないこの送還の本質に目覚められて,われわれ在日韓国人とともに自由陣営強化の立場から送還の即時中止や期間延長阻止のため,理解ある協力の手をさせのべられんことを切望するものであります。
一九六〇年七月十五日
在日本大韓民国居留民団
색인어
- 이름
- 許政, 朴桂順
- 지명
- 日本, 日本, 北韓, 大韓民国, 日本, 日本, 北韓, 韓国, 北韓, 日本, 北韓, 北韓, 北韓, 日本, 大韓民国, 韓国, 日本, 北韓, 日本, 北韓
- 관서
- 日本政府, 許政政府, 韓国政府
- 단체
- 民団, 日赤, 日赤, 日赤, 日赤, 日赤
- 기타
- 北朝鮮帰還協定, 北朝鮮帰還協定, 北朝鮮帰還協定, メーデー事件