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한일회담외교문서

10월 29일자 마이니치 신문 기사

  • 날짜
    1959년 10월 29일
  • 문서종류
    자료
  • 형태사항
    일본어 
3日(木曜日) 毎 日 新 聞
北朝鮮帰還解決まで
在日朝鮮人の北朝鮮 帰還は二十七日,日赤 -朝鮮総連 の対立か五十五日ぶりで消問した。自由国から共産国へは前例のない大量の民族移動であり,朝鮮半島 での三十八度線をめぐる南北対立がそのまま日本 へ持ちこまれたような情勢下で行われるだけに,極めてむずかしい要案をはらんでいる。日赤 では帰還者の"自由意思確認"は絶対要件だというが,こんどの総連 との対立はこの点の"誤解"が一つの大きな理由だった。あっせん団の強い政治力で みごとにこきつけた和解だったが,相互の理解がなければいつまたこじれないとも限らない。二十八日衆院本会議 で藤山外相は「自由意思帰還がこんどの基本」と発言したが,北朝鮮 帰還をよく知り,国民こそってこの人道的事案を支▣するうえにも,もう一度「意思帰還は なぜ必要か」という問題を掘りさけてみよう。
トピック
「意思確認」でこじれる
一時は国際委代表団引揚げの話も
相互理解が事業を軌道に
"チコちゃん"ら要望
高峰秀子 さんや評論家の亀井勝一部 氏などがつい一週間ほど前"朝鮮人帰還問題で日赤 と政府へ--"という要望書を持って東京芝日赤 本社を訪れた。伊勢▣台風 の救護金品受付けで忙しい職員たちも,思いがけない"デコちゃん来訪"に仕事の手を休めて玄関へ集まった。この要望書には広津和郞中野好夫中島健蔵平林たい子 各氏など文学者や学者,芸術家など二十九人が署名していた。そこには「帰還案内」のため帰国業務が停濟しているのは残念だ。再考をお願いしたい--という要望とともにつぎのような言案が記してあった。
「長い間辛▣をなめつくしてきた在日朝鮮人のみなさんの新しい門出を祝福するものです。それはまた従来不幸な関係にあった日朝両国民の間に人道主義と友情の基礎を,将来にわたってゆるぎなく確立する笑しい大事業です。この問題は,本来帰国する人々の便宜をはかってあげることをあくまでも主体として考えるべきものです。それなのに▣れて自分の国に帰る人々に対していまさらいやな思いをさせ,将来の両国関係に不幸な思い出をつくる必要がどこにあるのでしょう」
高峰さんたちのこの気持に共感する人は少なくないだろう。応対した葛西日赤副社長は「実は誤解にもとづく点が朝鮮 の人のなかには多いので困っています」と答えたが,誤解とは一体どういうことだろう。日赤 当局に説明してもらうとつぎのようである。
在日朝鮮人の中には,生活が貧しく,いつも失業状態に落ちている気の毒な人々が跡を断たない。この人たちは南朝鮮 でも北朝鮮 でも暖かく迎えてくれる国があり,そして行けるものならいつでも行って,いくらかでも楽に暮らしたいと常に思っている。たまたま北朝鮮 では昨年夏,金日成 首相らが「いつでも歓迎するし,生活も教育も保障する」と在日朝鮮人に呼びかけたのである。こういうとき,北朝鮮 へ行きたい--と希望する在日朝鮮人の夢をかなえてやることは,人道上の当然の使命だし,これをさまたげることは"居住地選択の自由"という基本的人権を無視することにもなりかねない。
立上りにすぐ障害
とろこが,政府がこの仕事をや☆☆ろうとしたとき,非常な障害にぶつかった。北朝鮮 と対立する韓国政府 が強硬に反対,また日本 国内における韓国系の居留民団 が「実力ででも阻止する」と叫んで立ち上ったのである。理由は「北朝鮮 は共産主義国ではないか。日本 は在日朝鮮人をどれいとして送りこむのか。みんなだまされて地獄のような国へ強制的に追いやられるのだ。絶対反対だ」という。韓国 だけでなく他の自由主義国家からの反対もあった。自由主義陣営の一員としての日本 がこの反対を知らん顔するわけにいかない。そうかといって希望のない日々を送っている在日朝鮮人がわずかに見出した祖国帰還の道をふさいでしまうわけにもいかなかった。
このとき浮かんだ妙案(?)は"自由意思帰国"という手であった。新鴻 から北朝鮮 へ帰ってゆく朝鮮人の一人々々が,完全に自分の自由意思で帰ってゆくものである。だれから強制されたものでもない。個人の人権に基づくものだというなら,自由主義国も韓国 も,反対するわけにはいかないということである。しかも日本 が帰還義務の過程で一人々々にこの点を▣かめるだけでは安心できないという声があるから,中立の機関である赤十字国際委▣会 に立会ってもらおうということになった。日赤 が政府からこの仕事を委託された今年二月十三日の閣議でも,つぎのように了解されている。
「①在日朝鮮人の帰還問題は基本的人道に基づく居住地選択の自由という国際通念に基づいて処理する②帰還希望者の意思の確認と,その結果帰還意思が眞正であると認められた者の帰還実現に必要な仲介などを赤十字国際委 に依頼する」
したがって,こんどの帰還を日赤 が進めてゆくうえに"自由意思の確認"は切っても切り離せない条件になっている。
ところが「帰還案内」が九月三日発表されると"外出,面会禁止"と並んでこの"意思確認"が朝鮮総連 にとって大問題になった。これは韓国 などの意を受けて,在日朝鮮人の帰還意思変更を重用するもので,従うわけにいかないという。日赤 にいわせると「とんでもない。朝鮮半島 が三十八度線で南北に分断され,むずかしい国際環境に立った日本 が,こんどの帰還を進めようということでとった方法だ。これがダメなら北朝鮮 帰還そのものがダメになってしまう」というし,国際委の駐日代表団も引揚げてしまおうという話も出た。この点では,こんどのあっせんの過程で朝鮮総連 側の理解が深まり,国際委の介入を認める協定のたてまえから,やめをえないということで落ちついたわけである。
面会,外出で讓る
もう一つの大きな問題だった面会,外出の禁止では,日本 側がハッキリ讓歩した。"全面的禁止"はジュノー 副委員長の強い助言でとり入れられたが「捕虜や内人と違う」という総連 側の主張は大幅に認められたかたちだ。ジュノー 副委員長としても,きびしい制限を列車や新瀉センターで必要としたのは,何よりも帰還者の気持が政治的なデモや脱▣で乱されるのを防ぎ,同時に民団 側とのトラブルを防止しようということだった。ただ,朝鮮人が日本 に在留する自由な居留民であり,民族的な讓りをもっていると同時に半世紀にわたる被統治民族として複雑な心理をもっていることをよく知らなかったようだ。
さて帰還者の人数は
こんどのあっせんの成功で,長く停滞していた帰還業務が軌道に乗り,十二月中旬には第一船が出せる見込みだ。在日朝鮮人は現在約六十万人,うち九〇▣以上が南朝鮮 出身者だが,いまでは在日朝鮮人の七五▣が北朝鮮 系の朝鮮総連 の影響下にあるという。北朝鮮 へ行く者は何万人もいるが見当がつかないが,総連 は「十万,二十万という数だ」とふんでいる。
朝鮮総連 では二十七日あっせん成立のさい「まだ問題は残るが,実施の間に▣してゆく」といっている。帰還者は何よりも困難な国際環境下での集団帰還である点に留意,日赤 を▣▣すると同時に,国際委,日赤 側も帰還者の讓りを▣つけない愼重な配慮をすることによって円満な帰還の▣▣が何より望まれる。これこそ文化人たちの要望書にあるように「両国民の間に人道と友情の基礎を確立する」道であろう。

색인어
이름
高峰秀子, 亀井勝一部, 伊勢▣台風, 広津和郞, 中野好夫, 中島健蔵, 平林たい子, 金日成, ジュノー, ジュノー
지명
北朝鮮, 朝鮮半島, 日本, 北朝鮮, 東京芝, 朝鮮, 南朝鮮, 北朝鮮, 北朝鮮, 北朝鮮, 北朝鮮, 日本, 北朝鮮, 日本, 韓国, 日本, 新鴻, 北朝鮮, 韓国, 日本, 韓国, 朝鮮半島, 日本, 北朝鮮, 日本, 日本, 南朝鮮, 北朝鮮, 北朝鮮
관서
韓国政府
단체
日赤, 朝鮮総連, 日赤, 総連, 日赤, 日赤, 日赤, 居留民団, 赤十字国際委▣会, 日赤, 赤十字国際委, 日赤, 朝鮮総連, 日赤, 朝鮮総連, 総連, 民団, 朝鮮総連, 総連, 朝鮮総連, 日赤, 日赤
기타
衆院本会議
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