第二部 戦場にさまよう慰安婦たち(承前)
　　 ｢女子報国隊｣慰安婦
　　 極秘の通達
　　 鄭州占領
　　 略奪·強姦の証人
　　 陸軍直営慰安所
　　 水責め
　　 三興里
　　 少佐の御乱行
　　 朝鮮人慰安所
　　 軍司令部の女たち
　　 朝鮮独立義勇隊
　　 奴隷狩り
　　 ｢お国のために一心同体｣
　　 道ならぬ恋
　　 敗戦直前の情死行
　　 続発する将校の怪死
　　 イナゴの｢大軍｣
　　 慰安婦を救った兵の軌跡
　　 ホロンバイルの古兵
　　 農民の生き胆をとる
　　 チャハル作戦と慰安婦
　　 ノモンハン事件
　　 リ·ホンソンの救出
　　 ガダルカナルの｢女兵士｣
　　 飢えと屍
　　 ｢満州ピー｣
　　 売春宿が軍隊 ｢御用｣に
　　 八路軍大尉の恩義
　　 見捨てられた開拓団
　　 そのとき関東軍高官は
　　 生存者の負い目に生きて
第三部 侵略レースに嵌められた慰安婦の生死
　　 ハイラル硝酸事件の謎
　　 ある老兵の來訪
　　 おふみさん
　　 飼いウサギ
　　 ラシャメン
　　 芸者から ｢満妻｣に
　　 日本の阿片政策
　　 硝酸事件の背景
　　 高揚する抗日運動の中で
　　 馬賊
　　 抗日軍の結成
　　 趙一曼
　　 紅槍匪団
　　 満州鉄道への襲撃
　　 日本人慰安婦の出自
　　 富士の見える町で
　　 ｢毒をもって毒を制す｣
　　 次郞長の手紙
　　 楼主と警察の癒着
　　 ｢ヤップン·ツァイ｣
　　 くらがえ娼妓
　　 人を襲う犬
　　 敗走の楯にされたウサギたち
　　 ソ連の参戦
　　 蒋介石軍に渡された慰安婦
　　 敗戦と性
　　 中国人妻となった者
　　 日本人会の裏取引
　　 出張サービス
　　 性の防波堤
　　 帰らぬ婦長
　　 守られた女たち
　　 まぶしいほどの花嫁姿で
　　 断髪·男装の邦人女
　　 みじめな千の“しのぶ”たち
　　 ハルピンの四人の女
　　 ｢聖戦｣の美名のもとで
　　 出港を前に
おわりに