• 高句麗と渤海
  • 徳興里壁画古墳
侍者
Title侍者
玄室北壁の墓主夫妻肖像の中の侍者 01
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玄室北壁の墓主夫妻肖像の中の侍者 02
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徳興里壁画古墳の玄室北壁の墓主夫妻の肖像画に描かれた、男性侍者の詳細図である。侍者は墓主より小さな姿で墓主の後方に描かれているが、まるでガリバー旅行記の巨人国と小人国の人々を見るように興味深い絵である。これは身分によって人の大きさに差をつけて表現した、古代人の独特な人物描写法によるものである。侍者は上下2列に描かれ、上方には丸い団扇を持っている侍者と、手に角笛を持っている侍者が登場する。下方にも2人の侍者が描かれており、頭に武官用の幘(文官や武官の儀礼用の帽子で、後頭部の突起物が2つに分岐してそれが前方に曲がった形と、まっすぐに尖ったような形の2種類がある。前者は文官用で後者は武官用)をかぶっていることから、多少身分の高い墓主の護衛武士であろうと判断される。

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