- 高句麗と渤海
- 水山里壁画古墳
| Title | 玄室_南壁_紋様 | ||
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玄室_南壁_紋様
一般的に高句麗古墳壁画では、仏国浄土を象徴する蓮花紋と天界を象徴する雲紋(雲の紋様)が空間を満たす装飾紋様として多く活用された。水山里壁画古墳玄室南壁にも、雲紋と蓮花紋がいずれも登場する。雲紋は墓主夫妻生活場面に見える人物たちの間に描写されたが、これにより墓主が居住している世界が現実の空間ではなく、天上に属する空間であることが分かる。特に雲が浮かぶ天上の世界には蓮花紋が一緒に登場し、ここが他でもない仏国浄土であることを暗示している。極楽往生に向けた墓主の願いを物語るかのように、天井に装飾された蓮花紋は満開の形態で豊潤に表現されている。
