• 高句麗と渤海
  • 安岳3号墳
前室_全体
Title前室_全体

安岳3号墳の前室は、一般家屋の前庭のような役割を果たす場所だといえる。まず入口東側では、花蓋、旗、節、斧を持った儀仗隊の人物たちが出入門を向いて、入ってくる主人を迎えるように礼儀正しく立っている。西側では庭の中で盛大な宴が繰り広げられ、楽隊が興に乗って演奏をしている姿を捉えている。また、他方では力の強い壮士が力比べをしている姿も見られ、盛大な宴が繰り広げられている場面が想像できる。舍廊房(主人の居室)といえる西側室では、墓主が下の者たちと政事を司っており、側では美しく着飾った夫人がこの光景を満足げな様子で見つめている。門の入口両側には、護衛の武士といえる帳下督が墓主夫妻の居住している部屋を守って立っている。西側室から前庭を横切って東側室に渡ると、厨房、粉ひき場、肉庫、車庫、そして馬小屋など、一つの家の中の生活の規模が分かる場所が集合している。
前室の形は長い長方形であり、天井は平行三角支えで、中央の蓋石には赤い蓮花が美しく咲いている。

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