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羡道_西壁_門衛
Title羡道_西壁_門衛
羡道_西壁_門衛
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水山里壁画古墳の羡道西壁に描かれた門衛像である。墓室入口の前に登場する門衛は、訪問客を迎えて墓主が安居する室内へと導く単なる案内者ではなく、墓を悪霊から防ぎ、墓主夫妻を守る重要な守護者の役割を担っている。このため、門衛の形状は鎧や兜をつけた勇猛な武士の姿か、または力強い力士のイメージで主に表現された。
この門衛は、目を大きく見開いた力強い力士の姿である。腰帯をしめた長いトゥルマギ(外套)を羽織り、右手にはすらりとした環頭大刀(柄頭に丸い輪をつけた刀)、左手には鋭い槍を持った状態で入口に向かって立っている。太刀の刃先を上に向け立てて持つ姿は、今にも太刀を悪霊に向かって打ち下ろさんとするかのようである。槍の穂先に吊り下げられている魚の形の旗と広い袂が風にはためいている。

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