• 高句麗と渤海
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天井の山岳文
Title天井の山岳文
前室北壁天井の山岳文
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徳興里壁画古墳の前室北壁天井の狩猟図壁画に登場する、山岳文の詳細図である。起伏に富んだ山々が山脈をなすように長く続いているこの山は、東壁の山岳文に続き、狩猟図の一場面であることがわかる。このように天井の狩猟図と、前室の北、東、南壁面に描かれた出行図は、ほとんど同じ範囲の画面上に上下に描かれたため、前室の壁画内容が緻密で計画的な構図の中で製作されたことが推測できる。
尾根の上には葉の青い木が描かれ、万物が今まさに目覚めるかのような爽やかな春の気配を伝えている。山岳の表現手法はまだ古拙の域を脱してはいないが、韓国の初期山水画の様子がわかる貴重な例である。

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