• 高句麗と渤海
  • 徳興里壁画古墳
牛車と侍女
Title牛車と侍女
玄室北壁の墓主夫妻の肖像の中の牛車と侍女
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徳興里壁画古墳の玄室北壁の墓主夫妻の肖像画の帳幕の右側に描かれた、侍女と牛車の詳細図である。墓主が座っている帳幕の右側には、9人の侍女と牛車を走らせる男性の侍者2人が描かれている。侍女たちは髪を巻き上げた既婚の女性たちと、頭髪を左右2つに振り分けて束ね、長く垂らした未婚の若い女性たちで構成されている。侍女たちはすべてチョゴリにひだ付きのチマ(スカートのような長い衣裳)を着ている。興味深い点は、巻き上げ頭の既婚の2人の女性は幅広の縞柄のひだが付いたチマを着ている反面、結婚していない若い女性たちは幅の狭い白無地のひだ付きチマを着ているという点である。侍女たちは両手に物を持っている。
中央には牛車が1台描かれているが、車の前には牛の手網を持って歩く男性の侍者2人が見え、その後ろには年若い侍女が車に付き従っている。侍者たちの髪型も頭を左右両側に長く垂らした長髪で、やはりまだ結婚していない年若い青年であることがわかる。黄褐色の黄牛は、大きな目や鋭い角など牛の特徴がよく表れている。

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