• 高句麗と渤海
  • 安岳3号墳
西側室_西側_全体
Title西側室_西側_全体

墓主の肖像画は、西側室の正璧(入口正面の壁)の西壁に描かれている。蓮花が華やかに装飾された絹の帳幕の下に平床を敷いて座っている姿で、左右に官吏を従えて政事を行っている場面が捉えられている。興味深いのは、墓主と左右の官吏の大きさが異なって描写されている点である。これは人物を描写するときに、人物の重要度に応じて大きさを変えた古代人の人物画法が適用されたものである。このような表現法を「位階的人物表現」または「階級的スケール」と呼ぶ。中央の墓主から左右に遠く離れるほど、人物が小さく描かれているのが確認できる。左側の侍女が最も小さく描かれ、墓主肖像に登場する人物の中で最も比重の小さい人物であることが分かる。古代女性の低い社会的身分が確認できる興味深い場面である。

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