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我が永遠の領土、独島(中学生用)


探究学習2[教え方の説明]

資料1 『隠州視聴合紀』
鬱陵島と独島に関する日本の本格的な記録は、1667年に作られた『隠州視聴合紀』という書物に登場する。
日本の官吏が上部からの命を受けて隠岐の島(隠州)を視察した後、視て聴いた内容を記録し報告した報告書である。
「隠岐の島の北西に松島(今の独島)と竹島(今の鬱陵島)があるが、この二島から高麗を見ることは雲州から隠岐の島を望むようなものだ。すなわち日本の北西の地は、この州(隠岐の島)をもって限りとする。」と記録し、独島と鬱陵島が朝鮮の領土であることをはっきりと記している。
『隠州視聴合紀』
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資料 2 太政官指令
1876年(高宗13年)、明治政府は日本の全国土についての精密な地籍図を作成するために、全ての県に自県の地図と地籍図を調査・報告するよう命令した。この時、島根県から日本の内務省に、東海の真ん中にある鬱陵島と独島を、島根県の地籍に含めるのか除外するのかを決めてほしいという質問書を送った。
日本の内務大臣は5ヶ月半の資料調査の末、鬱陵島と独島は朝鮮の領土であり、日本とは関係のない地であるとの結論を下した。日本の明治政府の最高機関である太政官は、1877年に「鬱陵島と独島は日本と関係ないと心得るべきこと」という最終指令を内務省経由で島根県に送り、これを官吏たちに周知させるよう指示した。
太政官指令
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• 太政官
1868年に国家権力全体を支配する組織として出発し、1885年に内閣制度が導入されるまで、立法・行政・司法の三権全てを掌握していた日本の最高国家機関である。
• 明治維新
1868年に日本の武士たちが徳川幕府を打倒し、いわゆる王政復古を通して最初の統一国家である天皇制絶対主義国家を打ち立てた、日本の歴史上の大変革を言う。
 
資料3 『朝鮮国交際始末内探書』
日本が鬱陵島と独島に対して新しく野心を持ち始めたのは、明治維新を経て明治政権が成立した後からだった。朝鮮全体に対して侵略の野心を抱き始めた彼らは、まず日本の外務省に朝鮮内部の事情を密かに内偵させた。そして外務省は、1869年12月に3人の調査団を朝鮮に送った。
この時、外務省は太政官に建議して、調査団に与える任務の中に、竹島と松島が「朝鮮の附属になっている事情」の調査を含めた。
調査団は調査を終えた後、「朝鮮国交際始末内探書」という報告書を提出したが、この報告書には竹島(鬱陵島を指す)と松島(独島を指す)が朝鮮の領土だという内容が書かれている。この資料を通して、日本の外務省と太政官は竹島と松島、すなわち鬱陵島と独島が朝鮮の領土であることをはっきりと把握していたことがわかる。
「朝鮮国交際始末内探書」
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資料4 鬱陵島争界に関する書類:『竹島紀事』
「鬱陵島争界」とは、1693年に安龍福と朴於屯が大谷家と村川家の漁夫たちに捕まったことにより、鬱陵島の漁業権と領有権をめぐって繰り広げられた朝鮮と日本との紛争を意味する。「鬱陵島争界に関する書類」では、紛争の解決過程で、日本の幕府が鬱陵島と独島を一つのセットと認識していたことを明かしている。
当時、幕府は鬱陵島を朝鮮の領土として認め、「竹島(鬱陵島)渡海禁止令」を出したが、その根拠は朝鮮と日本から鬱陵島までの「距離」であった。つまり「(鬱陵島が)朝鮮と近く、伯耆からは非常に(距離が)遠いため」だったのである。したがって、鬱陵島に近い独島も朝鮮の領土として認めたということである。
『竹島紀事』
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• 伯耆:現在の鳥取県
 
探究学習 2
1.上記の資料を時代の順に並べてみよう。[答え]
2.資料1を読んで、韓国の記録は何が最初の記録なのかを調べ、日本の最初の資料と比較してどちらが先なのか調べてみよう。[答え]
3. 「朝鮮国交際始末内探書」が作られたきっかけについて調べてみよう。[答え]
 

 
教え方の説明
鬱陵島と独島に関する日本の最初の記録と、その後の主な記録について知り、これを時期別に並べるようにした。韓国と比べて、鬱陵島と独島の存在を認知したのがどれほど遅かったのか、また認知した当時に韓国と日本、どちらの領土だと認識していたのかについても強調しながら、その後持続的に発生した鬱陵島と独島の侵奪の試みと、それに対する韓国の対応についても説明する。
特に「朝鮮国交際始末内探書」の部分で、明治維新以降の日本が鬱陵島と独島はもちろん、朝鮮を侵略するためにどのような準備過程を経たのかを理解させる。
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答え
1. | 資料1 | → | 資料4 | → | 資料3 | → | 資料2 |
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答え
2.韓国の最初の資料は『三国史記』であり、日本の本格的な記録である『隠州視聴合紀』より522年早い。
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答え
3.朝鮮を侵略するため
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