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我が永遠の領土、独島(中学生用)


単元2の参考資料


1 独島の形成過程

独島は約460万~250万年前の火山活動により作られたと推定される。独島は、水深約2,000mからほぼ垂直に噴き出した溶岩が固まって形成された火山島で、水深約2,000mから大量のマグマが噴出して固まり、次第に高くなって形成されたものである。
△東海中部の三次元映像図
zoom
最初の形成段階は、約450万~270万年前に水中で溶岩が噴出したことから始まり、海底から溶岩流が噴出して独島の下の部分が形成された。
二番目の段階は270万~250万年前の時期に起こった。270万年前、水中の火山活動により噴出したマグマが固まって次第に高くなり、その後、海水面上に姿を現し、噴出する溶岩が海水と雨水によって冷やされながら島の形になっていった。そして海底の山が水面上に完全にその姿を現し、溶岩が噴出し続けて凝灰岩の円錐丘が完成した。
三番目の段階は、250万年前以降で火山島である独島での連続した陸上噴出により、粘性質の溶岩が小規模に流れ、制限された部分にドームのような形を作りながら、最後の火山活動が起こったのである。一つの島であった独島は、この頃から海水の浸食作用を強く受けて島が二つに分けられ、風や波に侵食され続けて210万年前頃には現在のような形になった。

2 独島の海底地形

独島から鬱陵島に至る海底には、東から異斯夫海山、沈興澤海山、独島海山、安龍福海山、鬱陵島が順に並んでいる。鬱陵島、独島を含むこれらの山は、水深約2,000mの海底から噴き出した円錐形の非常に大きな山である。独島で最も高い山は、西島の海水面上にそそり立つ168.5mの山だが、海底まで考えると深さ約2,000mの平たい海盆の上にそそり立つ高い山である。

3 独島の自然生態

独島は火山岩体で構成されているため、植物が育ちにくい環境にある。また、島の傾斜が激しく、雨が降っても雨水が島の傾斜に沿って流れてしまうため、土壌が乾燥している方である。このような環境にもかかわらず、現在独島には約50~60種あまりの植物が生息している。調査された植物は、ススキやヤマアワなどのイネ科の植物が主をなしており、草本類ではタンポポ、カタバミソウ、エノコログサ、オオバコ、ダルマギクなどで、木本類ではクロマツ、ヒョウタンボク、エビガライチゴ、ツバキなどが自生している。
独島は、東海を渡る鳥類の中間経由地の役割を果たしているが、ウミツバメ、オオミズナギドリ、ウミネコ、チョウゲンボウ、ミサゴ、ハチジョウツグミ、シロカモメ、ヒタキなど22種の鳥類が観察され、このうちウミツバメ、オオミズナギドリ、ウミネコは天然記念物に指定されている。
独島は極前線の南側に位置し、1年中暖流の影響を受け、また暖流と寒流が交差して多様な魚種が集まる貴重な漁場を形成している。その上、岩にはワカメ、コンブ、アオノリなどの海藻類が生息しており、代表的な魚類としてはイカ、サンマ、ブリ、フグ、コノシロ、カレイなどがある。それ以外にもアワビ、サザエ、イガイなどの貝類と、ナマコ、エビ、ベニズワイガニなどが生息している。
文化財庁は1982年11月に独島を天然記念物第336号「独島海藻類繁殖地」に指定したが、1999年に天然記念物第336号「独島天然保護区域」に変更した。2000年9月には環境部が「特定島嶼」と告示し、独島の自然環境と生態系の保全のために力を尽くしている。

4 東海の海洋深層水

海洋深層水とは、太陽光が到達しない水深200m以上の深さの海水のことを言う。深層水はグリーンランドから発源し、2,000年の周期で大西洋、インド洋、太平洋を循環する海水資源である。
循環している海水がグリーンランドの氷河地域に到着すると、非常に冷たくなり、比重がとても重くなる。この比重が重くなった水は次第に下へと沈んで水深200m以下まで達し、温度は約2℃まで下がる。この水はその上の方の温かい水と活発に混ざることなく、まるで水と油のように互いに境界を維持して存在する。この水を海洋深層水と言うが、栄養無機塩類が豊富で、汚染されておらずきれいである。深層水は海水の流れと共に地球全体を循環するが、その循環速度が非常に遅く、通常、地球を一周するのに2,000年ほどかかるという。
30~40年前からアメリカや日本で海洋深層水が注目されるようになり、最近では水産、食品、飲料、化粧品、医学など多様な分野でその活用度と重要性が高まり、脚光を浴びている。現在、韓国の鬱陵島でも海洋深層水を開発し市販している。

 
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